文部科学省 が教育委員会に通達した 不登校 児童生徒が、あるIT学習教材を用いれば、
” 不登校 なのに 欠席日数がゼロ!”
学校に通学していないのに、出席扱い?
という、意外と知られていない学習制度があるのをご存知ですか?
勉強が嫌いな訳ではないけど、
「学校に行きたくない!」
そのようなお子様向けに、文部科学省 の 不登校 対策の要件を満たす学習教材があるのです!
どのような制度と、学習教材なのでしょうか?
制度を利用できる対象や、メリット・デメリットなど、詳しく調べてみました。
文部科学省 による 不登校 の対策
通達「 不登校 児童生徒の 自宅学習 を 出席扱い に!」
2019年10月、文部科学省 は、教育委員会に次のような内容を発令しました。
不登校 児童生徒の中には,学校への復帰を望んでいるにもかかわらず,家庭にひきこもりがちであるため,十分な支援が行き届いているとは言えなかったり,不登校 であることによる学習の遅れなどが,学校への復帰や中学校卒業後の進路選択の妨げになっていたりする場合がある。
このような児童生徒を支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たした上で,自宅において、教育委員会,学校,学校外の公的機関又は民間事業者が提供するICT等を活用した学習活動を行った場合,校長は,指導要録上 出席扱い とすること及びその成果を評価に反映することができることとする。
資料引用元:「文部科学省HP」より一部抜粋
つまり、一定の要件を満たし、学校側に交渉・連携することで、ICTを活用した学習教材を自宅で行なうことで、出席扱い にしてもらえる!
という制度があるのです。
受験の時には、内申点に、”出席日数”というのも大きな評価とされているため、学力的には問題が無くても、受験時の大きなマイナス点になっていました。
また、人間関係により、不登校 となっていた場合も、自宅学習 により 出席扱い が認められれば、学校でのいじめ被害などから、児童生徒を守ることができるメリットのほか、
その後の、心のケアが整ったり、進級・進学時の環境の変化で、再度、登校を希望した際に、学習面の遅れが生じていなければ、円滑に学校生活に復帰することができます。
そのためのサポートとして、義務教育の期間は、特に、自宅でも学習ができるように配慮してくれた制度を作ってくれていたのです。
2019年10月以前も、同様のサポート制度はありましたが、学校に復帰することが前提となっていところ、
今回は、不登校 児童生徒に対して、無理に、学校への通学を強いるよりも、
希望すれば、自宅学習 により基礎学力を養い、児童生徒自らが、復帰したいと思う時に、円滑に戻れるような環境づくりを目指した対応となり、
学外で適切に学習している 不登校生 も評価できるように、従来の「復帰が前提と受け取れる」通知の一部を見直してくれたのです。
この通達により、不登校 児童生徒は、自宅での学習を進めることで、学校に復帰しやすくなったと言えます。
不登校 の 定義 とは?
不登校 と言っても、どこまでが 不登校 として認められるのでしょうか?
不登校 とは,「何らかの心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により,子どもが登校しない,あるいはしたくともできない状況にあるために、30日以上欠席した者のうち,病気や経済的理由による者を除いたもの」と定義する。
資料引用元:「文部科学省HP」より
とあります。
もっと分かりやすい例を挙げると、
【不登校】
・人間関係(いじめ、友人関係、教職員との問題)、学業不振、部活不適応、入学・進級・転入などによる不適応、進路に関わる不安など。
・学校の授業についていけなくなった。
・発達障害、起立性障害による長期欠席で授業についていけなくなった。
・発達障害などで、特別支援学級などに通学 他。
【不登校 定義 から除外される】
・病気や骨折などが原因となる30日以上の欠席
・起立性障害による30日以上の欠席 他。
という風に区別されています。
不登校 の人数と制度を利用した数
令和2年6月11日発表の 文部科学省 の文書によると、
小・中学校における 不登校 児童生徒数は164,528人(前年度144,031人)
ということで、平成29年度あたりから、上昇傾向にありますね。
学年別で、その内訳をみると、
グラフ資料引用元:「文部科学省 HP~いじめ・不登校・児童虐待への対応策の充実について~令和2年6月11日」より
中学生になってから、その数が急激に増えていることが分かります。
こんなに、全国で 不登校 の児童生徒がいるにも関わらず、
自宅学習 により、”出席扱い”という制度を利用したのは、不登校 の小中学生で「出席扱い」になったのが、約2万3千人(2018年度)にとどまっています。(⇒「朝日新聞ニュース記事」より)
※令和元年調査では、不登校 の小中学生で「出席扱い」になったのは、25,866人となっています。(参考資料:「文部科学省」より)
不登校 の 児童生徒 の 自宅学習 を 出席扱い 制度の利用が少ない理由とは?
せっかく、不登校 の児童生徒でも、自宅学習 を 出席扱い にしてもらえるという制度があっても、利用が少ない理由とは、どのようなことなのでしょうか?
この制度を知っている人が少ない!
私も、先日まで、この制度を知りませんでした。
小中学校に、不登校 児童生徒は複数人いましたが、そのような話は、耳にしたことがありませんでした。
学校側・教育委員会に制度の利用を拒否された
この制度を利用できるはずの民間の学習教材の利用者の体験談によると、
学校側や教育委員会が、「個別に細かい対応は出来ない」と、拒否をされたケースもあるそうです。
この制度を利用するためには、学校側と保護者の間で、
・自宅学習したことをどのような形で学校側が確認するか?
・どのくらいのペースで、学校側と対面指導を行うか?
・定期テストは、どうするか?
など、細かい取り決めを行なう必要が出てきます。
このように、取り組んだ内容の確認も含めて、様々な条件を決める必要があります。
そのため、学校や教育委員会によっては、対応しきれないこともあるみたいです。
私立学校は、認めないことがある!
受験して入学した小・中学校が私立の場合、不登校 なら、公立小・中学校に転校を勧めることが多く、在籍したまま、このような制度を利用させてもらうのは難しいようです。
親が口下手で、担任や学校側へ上手に提案できない!
学校側や教育委員会側が、このような個別対応を拒んだ場合、それを保護者サイドが上手に説得・説明をできなければ、やはり難しいということですね。
保護者サイドの対応が原因!
せっかく、適用できるように学校側が働きかけてくれたにも関わらず、保護者が対面指導に非協力的だったり、学習内容や学習の記録などを、学校側にきちんと提出しなかったケースなど。
面倒なようでも、学校と保護者側の両方の協力と連携があったうえで、成り立つ制度だということです。
児童生徒自身に、学習意欲が無い!
遊び・非行、無気力、不安などの傾向から、児童生徒自身に学習する意欲が欠けている場合。
学校と保護者の協力と連携があっても、お子様自体に、前向きに頑張ろう!と意志が欠けていると、”出席扱い”は、難しいかもしれません。
このような場合、心のケアを優先し、それから、親子で話しあってみてはいかがでしょうか。
2018年度以前は「学校復帰が前提」と解釈できる通知だった!
2018年度までは、「学校復帰が前提」と解釈できる通知を出しており、学校に戻る意思がないと適用されないこともありました。
※しかし、2019年10月25日の通達で、無理に学校復帰を求めない方針!
という通達を教育委員会に出しました。(2019年10月の「文部科学省 の通達」)
このことから、今後は、学校全体で対応できる仕組みを作ってくれて、この制度を利用できる人も増えてくる可能性があります。
この「不登校 出席扱い」学習制度を利用するには?
まずは、確認と準備を!
以上の理由から、この「不登校 出席扱い」を許される学習制度を利用されたい場合は、
大変、様々な条件の確認と準備が必要になってきます。
まずは、あなたのお子様が適用される条件を満たしているか?
確認をされてみることや、
お子様自身が自宅学習を望んでいるか?
など、親子で相談してみましょう。
おススメの自宅学習の教材とは?
おススメの 不登校 の必要条件を満たした小学生・中学生向きの 自宅学習 教材は、
学習教材「すらら」が有名です。
学習教材「すらら」は、一般の児童生徒のほか、
・発達障害
・学習障害
・ADHD(注意欠如・多動症)
・ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)
・その他、グレーゾーン
などの学習支援もできるように、”発達障害の専門家”に監修をしてもらった
無学年式の学習教材
になります。
一般的な通信教材は、毎月、学校の授業・定期テストに合わせた内容となっているため、不登校 により遅れた学力を取り戻す教材としては相応しくないため、”出席扱い”の学習の対象外になります。
この「すらら」の学習教材に関しては、
小学校~中学校の単元、または、
中学校~高校までの単元
の2つのコースのどちらかを選んで、無学年式(学校準拠の内容)で受講することができます。
つまり、学年をさかのぼって、理解不十分な単元をやり直すことが出来る!というものです。
ですので、一般的な通信教育のように”〇年生の教材”を選んで学習するのではなく、
※苦手な単元や、授業を受けなくなった頃から、改めて、イチから学習することができるのです。
このような観点から、不登校 児童生徒に、おすすめな教材として、この制度の利用を認められている、数少ない教材と言えます。
また、無学年式なメリットから、受験を見据えた学校準拠の学習内容の先取り学習にも利用されています。
決して、発達障害者専用の学習教材というわけではありません。
学習教材「すらら」がおすすめな理由・その②
このような 不登校 の 自宅学習 を 出席扱い にしてもらえる制度の利用についての詳細を親が知らなかった場合、
学習教材「すらら」には、専門のコーチが、保護者に対して付きますので、
制度の要件を満たしているかどうかや、手順、準備、学校との交渉のコツなど、相談に乗ってもらうことができます。
また、不登校 児に対して、親は、どのように接すればいいのか?
不登校 による学習の遅れから、将来を悲観していたところ、「すらら」での取り組みで、スムーズに学校生活に戻ることが出来た他の利用者の話なども聞くことができます。
不登校 で悩んでいた親側の視点で、アドバイスをくれる!
と、利用者の高評価を得ています。
無学年式 学習教材「すらら」の資料請求・無料体験について
このような制度を利用して、多くの生徒さんが、高校受験に向かって頑張っています。
学習教材「すらら」の資料請求・無料体験に興味のある方は、公式サイトで、詳細をご覧ん頂けます。
(※無料体験の登録後、放置しても、自動契約にはなりません。本申し込みにより、すべての無学年式教材が利用できるようになります。)